野菜の下の葉から黄色くなる。老化か肥料切れか水のやりすぎかの見分け方【野菜の豆知識⑫】
夏野菜を育てていると、葉が黄色くなってくることがある。ひとくちに黄色いと言っても、下の葉からなのか上の葉からなのか、全体なのかで原因が変わる。慌てて肥料をやる前に、どこから黄色くなっているかを見ると、だいたいの見当がつく。
下の古い葉から黄色い場合
いちばん多いのがこれ。株の下のほう、つまり古い葉から順に黄色くなっているなら、二つの可能性がある。
一つは自然な老化。株が育って上に葉を増やすと、下の古い葉は役目を終えて黄色くなって落ちる。数枚ずつゆっくりなら心配いらない。もう一つは窒素切れ。窒素が足りないと、株は古い葉の栄養を新しい葉に送るので、下の葉から黄色くなる。下葉の黄変が早く広がって、株全体の緑も薄いなら、追肥のサインと考えていい。
上の新しい葉から黄色い場合
逆に、先端の若い葉のほうが黄色い、それも葉脈(すじ)は緑で残って葉の面だけ黄色い、というときは、鉄などの微量な栄養が足りていない可能性がある。土がアルカリに傾いていると起きやすい。頻度としては下葉からの黄変より少ないけれど、「新しい葉なのに色が薄い」ときは頭の隅に置いておくといい。
全体が黄色く、土が湿りっぱなしの場合
肥料の問題だと思って追肥したのに、かえって悪くなることもある。株全体がなんとなく黄ばんで、土がいつも湿っているなら、水のやりすぎで根が傷んでいることが多い。根が弱ると水も養分も吸えなくなるので、肥料を足しても効かない。むしろ水を控えて、土を乾かして根を回復させるほうが先になる。
まず「どこから」を見る
黄色い葉を見つけたら、すぐ肥料や水を足すのではなく、下からか・上からか・全体か、土は乾いているか湿っているかをひと呼吸おいて確認する。それだけで、追肥すべきときと、逆に水を控えるべきときを取り違えずにすむ。反対のことをすると株を弱らせてしまうので、この見分けは覚えておいて損がない。
祖父母から引き継いだ畑で、知識ゼロから始める30代の栽培記録です。アドバイスや指摘はコメントで教えてください。
