【投資日記】2025年8月12日|日経平均42,700円台回復 全面高相場で鉄鋼・通信・電力が牽引 SREホールディングスは決算失望で大幅安

📈 市場概況
- 日経平均 42,718.17(+897.69 / +2.15%)
- 日経先物(夜間) 42,760(+120 / +0.28%)※20:16時点
- USD/JPY 148.474(+0.335 / +0.22%)※20:17時点
📰 今日のポイント(要約)
- 米株高と円安継続が追い風。寄り付き後も強い需給で押し目は浅く、終日右肩上がり。
- 鉄鋼・機械・電力など景気敏感系が買われる一方、通信やディフェンシブも資金流入で広く上昇。
- ニュース欄は地政学ヘッドライン、北米企業決算の集中日、アジア株の堅調引けが並び、リスクオン基調を後押し。
💹 保有ポートフォリオ(評価額・配当利回り付き)
銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得 | 現在値 | 評価額 | 評価損益 | 損益% | 配当利回り |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アサヒグループHD(2502) | 2 | 1,925 | 1,979.5 | 3,959.0 | +109 | +2.8% | — |
SREホールディングス(2980) | 2 | 3,182 | 3,045 | 6,090.0 | -274 | -4.3% | — |
神戸製鋼所(5406) | 5 | 1,664.8 | 1,761 | 8,805.0 | +481 | +5.8% | — |
JFEホールディングス(5411) | 6 | 1,700.66 | 1,797 | 10,782.0 | +578 | +5.7% | — |
荏原製作所(6361) | 2 | 2,753 | 2,910 | 5,820.0 | +314 | +5.7% | — |
日本精工(6471) | 6 | 715 | 759.2 | 4,555.2 | +265 | +6.2% | — |
めぶきフィナンシャル(7167) | 8 | 812 | 884.7 | 7,077.6 | +582 | +9.0% | — |
稲畑産業(8098) | 2 | 3,343 | 3,395 | 6,790.0 | +104 | +1.6% | — |
ソフトバンク(9434) | 100 | 209.6 | 238.1 | 23,810.0 | +2,850 | +13.6% | — |
関西電力(9503) | 3 | 1,877 | 2,006.5 | 6,019.5 | +388 | +6.9% | — |
評価額 合計 | 83,708.3 | 評価損益 合計 | +5,396(アプリ表示) |
🔍 セクター別メモ
鉄鋼はJFE・神戸鋼ともに続伸。為替の押し上げ効果に加え、原材料市況の落ち着きでスプレッド改善期待が意識されました。機関の回転も入りやすい水準で、出来高を伴ってじわり高。機械では荏原製作所が堅調。海外インフラ投資の継続と環境関連需要が追い風で、調整局面を挟みつつも上値トライの形。電力は関西電力が2,000円台に乗せ、夏場の需要期・燃料コストの平準化見通しが評価されています。通信はソフトバンクが強含み。料金競争の落ち着きに加え、AI/クラウド関連の案件拡大期待でディフェンシブの中でも攻守を兼ねる値動きです。
🧭 個別コメント&戦略
- ソフトバンク:終値238.1。平均209.6からの含み益が拡大。出来高を伴う上昇で、直近のレンジ上限を明確に突破。トレーリングで利益確保しつつ、配当権利取りシーズンに向けて継続保有の方針。
- JFE/神戸鋼:円安×海外需要の組合せがうまく機能。短期は節目到達での押しに注意し、5日線を目安に段階的な買い下がりも検討。
- 荏原製作所:チャネル上限に接近。決算跨ぎのボラを想定し、評価益の一部は早めに確定する選択肢も。
- めぶきFG:地銀再編思惑が継続。配当利回りの更新後、バリュー評価の見直し余地を再確認予定。
- 関西電力:2,000円台定着がテーマ。防御力のあるコア枠としてホールド。需給が軽いタイミングでの買い増し候補。
🧾 本日の取引・変更点
次回、購入が入った場合は本セクションに「銘柄/株数/価格/理由」を記録し、上の表の数量・平均取得・評価額を同時に更新します。
💬 今日の振り返り
指数はほぼ高値引けで、リスクオンの一日。とくに朝のギャップアップ後も売りが出きらず、押し目の浅い強い相場でした。海外投資家の買い戻しと円安がかみ合い、景気敏感株へ資金が回りました。ポートフォリオの評価損益は +5,396円。個別ではソフトバンクの寄与が大きく、鉄鋼・機械の連騰で底上げ。SREは指数に比べると弱めですが、トレンドを崩しておらず、押し目の範囲内と判断しています。
今後はお盆前後の薄商いで値が振れやすい点に注意。出来高の伴わない急伸は利益確定の好機と割り切り、コア銘柄はホールド、周辺は回転で効率を高めます。為替が148円台で落ち着くうちは、輸出・資本財の優位を継続想定。ディフェンシブでは電力・通信を軸に配当と安定性を確保し、全体ドローダウンを抑えます。
📅 明日の注目
- 北米企業の決算集中日。ガイダンス次第で半導体・ITの地合いが上下に振れる可能性。
- 国内は材料難のなか先物主導になりやすい。上値追いは出来高の裏付けを要確認。
- 為替は148円台の攻防。150円方向へ進むなら機械・自動車に追い風、反落なら内需ディフェンシブに資金が回る想定。
🔍 SREホールディングス(2980)の下落原因と次の買い増しタイミング
本日、私のポートフォリオにおいてSREホールディングス(2980)が大幅下落(▲4.25%/前年終値3,180円→現在3,045円)となりました。出来高は622,600株と、押し目としての反応を伺う展開です。株探の決算速報によれば、8月8日に発表された第1四半期(4〜6月期)は、連結最終損益が1,900万円の赤字に転落し、前年同期の黒字(約4.97億円)から急落したことが主因です。営業利益率も16.8%→2.2%へ急落し、投資家心理にネガティブに働いた形です。
一方、同社が掲げる中長期の成長戦略には明るい材料も残っています。2025年3月期通期では、AICC(AIクラウド&コンサルティング)事業が売上+54%、営業利益+40%の急成長を牽引。特に医療・ヘルスケア領域のARR(年間経常収益)は前年比+46%、自己資本比率は44.8%、ROEは13%以上と、財務基盤やビジネスモデルの強さは変わらず評価できます。
大幅下落の主な要因まとめ
- 第1四半期が赤字転落、営業利益率急落(16.8%→2.2%)による決算の失望売り。
- 短期需給の悪化:信用倍率は41倍と高水準。投機的ポジションに対する解消売り圧力も予想されます。
- 市場センチメント:短期的な業績未達への反応が強く出たことが要因。
今後の買い増しタイミング案
- 引け後安 or 下げトレンド中→ 3,000〜3,050円台で小ロット買い増し。押し目となる可能性。
- さらに調整が進む場合→ 2,900〜2,950円台は重要な節目。PER約20倍、PBR約3.6倍水準で相対的に割安圏入りの可能性(現在PER22倍前後)。
- 目安:AI株価診断では「割安」と評価、目標株価は4,355円との声もあり。同指標で3,347円超で割高と判定されるため、その手前3,300円〜3,400円あたりも中期狙いでは注目レンジ。
戦略としては、短期的には決算ギャップ埋め狙いで3,000〜3,050円
で段階的に買い下がりを仕掛けつつ、中期的には2,900〜2,950円
を「割安ゾーン」として再投資機会とみなします。AIクラウド事業の成長鈍化ではなく、四半期の振れに対する一時的な反応とみており、押し目買いの好機と判断しています。
今後、買い増しのポジションを取る際には、上記のリズム感を意識しながら、平均取得価格を抑えつつ、ポートフォリオ全体のバランスを崩さないよう分散注文を検討します。
📉 チャート形状と信用残から見る「買い増しタイミング」
テクニカル的に見ると、直近のチャートでは8月8日時点で「長期上昇トレンドへの転換」と同時に「短期下降トレンド」への転換が確認され、さらに「陰の包み足」という弱含みのシグナルも出ています。これは、中期リバウンド期待と短期警戒が交錯する局面と判断できます。
信用取引の状況では、最新データで信用買い残が増加中(約78.8万株)、信用売り残は極めて少量(約1.9万株)で信用倍率は41倍と高水準。投機的な買いポジションが積み上がっており、下割れリスクが高まる可能性がある一方、解消売りが出た場合には底堅さも期待できます。
これらの状況を踏まえると、3,000円を明確に割り込む場合(2,950円〜2,980円)が、テクニカル的にも戦略的にも「第二押し目・仕込みゾーン」として魅力が増します。まだ踏みとどまる場合には、3,000〜3,050円台で分散して少しずつ拾う「玉分け買い」がリスク管理にも適しています。